透明な梯子2を開催したこと。

こんにちは。
Books DANTALIONの堺です。


さて、先週の木曜日に開催しました、透明な梯子2『イラストレーション編集長を迎えて』ですが、無事に終わりましたので、その後報告をしたいと思います。


今回は、東京からイラストレーション編集長の切明さん、大阪の電通の田中さん、そして、イラストレーターの上田バロンさんの3名+DANTALIONでお送りしました。


前回と違い、イラストミニコンペ+トークショー+懇親会という3部に分けました。


まずはイラストミニコンペの様子から。
開場前の様子です。


会場にお越し頂いたお客様の中で先着30名までの方からイラストを書き下ろしして頂き、今回の登壇者の方全員からコメントを頂けるという趣向です。
ちなみに、各登壇者はさらに気になるイラストを一枚、選んで頂きました。


こんな形でコメントが付きます。
この方は、編集長とバロンさんが選んだ作品です。


30分ほど時間を押して開演。まずはトークショーですが、こちらの内容は、簡単な自己紹介と、今のお仕事をするにあたっての経歴をお話して頂きました。


その後はミニコンペの結果発表です。イラストを見ながら、より実践的な話に移行します。


編集長からは、イラストレーターを目指す若い人たちの傾向を。田中さんからは、
コピーライターとして、広告業界が望むイラストレーションを。現場のご意見を上田バロンさんからして頂きました。


そして、そのあとはいよいよメインイベント。懇親会!前回もたくさんの方がフリぺなどを手に編集長の前に列を作りましたが……。
すみません。今回は前回よりはるかに長い列でした。
登壇者のみなさんはドリンクに一口も口をつけずに、熱心という言葉では表せないくらい親身に一人一人と向き合っておられました。

そのヒトコマ。



透明な梯子は、トークイベントではなく、あくまで懇親会がメインのイベントです。普段、接することのあまりない、現場の最前線で働いておられるプロの方と話してみることで、得られる情報、価値観の変化、そして話しかけるというアクションの大事さを伝えようとするイベントです。登壇者とファンの交流ではなく、あくまで表現者表現者としての場です。
横のつながりを大事にするイベントは他にも多くありますが、透明な梯子は縦のつながりを大事にしたいと思っています。
より、多くの方に、プロの存在を肌身で感じてほしい。そういうコンセプトで進めてきた今回は、イベントが終わってから参加者の皆様のblogやメールを拝見しましたが、一様にモチベーションがあがっておられたように思います。



たくさん量を描く大事さ。
そして、それを発表する大事さ。
業界として、現状は厳しいけど、それでも若手に出てきてほしいという現場の声。



イラストを描いてプロになる道はきっと、たくさんあると思います。
でも、それがなかなか見え辛い。
本人に気付いていなくても、出会うべき人に出会えば、それが『道』だと見えるかもしれない。



そんな風にずっと思っています。
だから、本当は透明な梯子というのは、あくまでイベントにしているだけであって、身近にどこでも起こっている事で、それを起こそうとするなら無限にできる世の中だということも、わかって頂けば本望です。


今回はイラストというテーマでしたが、次回、透明な梯子3を開くならば、今度もプロの方と一対一で交流できるような場を作りたいと思います。



最後に、打ち上げでの様子。



まじめに語っているように見えますが、『松田優作』の話で盛り上がっているところです。
いや、相当まじめに語られていましたが……。


切明さん、上田さん、田中さん、
ご来場の皆様、スタンダードブックストアさん、

本当に有難うございました!



最後に今回のフライヤーを作って頂いた、渡邊さんにも感謝です!

それではまた、透明な梯子3でお会いしましょう。


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