透明な梯子を開催したこと。

こんにちは。
Books DANTALIONの堺です。

さて、昨日8/4に大阪の心斎橋にあります、素敵な本屋さん、スタンダードブックストアさんにて開催しました、透明な梯子というイベントを開催しました。

このイベントは、学生フリぺ編集長とプロの雑誌編集長とのトークイベント、及びその後の懇親会で気軽にフリぺを交換したり、プロの編集の方にアドバイスを頂くと言うようなイベントでした。

トークの内容はユーストリームで保存されておりますのでぜひご覧くださいね。

http://www.ustream.tv/recorded/16425087

どうして雑誌・フリぺを作るようになったのか、編集部は何人なのか、
また、編集のやりがいや苦労するところとは?

具体的にはそういったことを質問してみました。

個人的には、司会進行と時間の管理、登壇者にたくさんお話して頂けるようにお話を繋ごうとするのが精いっぱいで、上手にまとめ切れなかったのが残念ですが、みなさんがどんどん喋って頂けたおかげで、編集長の生の声が聞けた貴重な会になったと思います。

その後の懇親会では、多くの学生さんが、編集長の前に列を作り、質問を投げかけていました。中にはフリぺを渡して編集長のアドバイスを熱心にメモする学生さんが、たくさんいらっしゃったことも印象的でした。

また、登壇者以外にもフリぺを持ってきて下さった学生や社会人の方も多数いらっしゃって、会場中で手渡ししていました。
そんな熱い空気は予定終了時刻の10時を越えても多くの学生さんや作り手が残り、編集とは、紙媒体とは何かという事に付いて意見の交換を行っていました。

今回はフリーペーパーと有料誌の違い、プロと学生さんの違いと言った記号的な違いではなく、両者の違いを分けるであろう、目には見えないモノを浮き彫りにして、その両者の間に横たわるものとは何か?ということが少しでも分かればいいなと思っていました。

プロの方が学生さんに色々アドバイスされていましたが、共通していたのは、『フォーマットにとらわれすぎ』ということ。
確かに同じサイズ、似たような紙の厚さ、ページ数でしたし、結局は大学生活を楽しく過ごしたい、学生で無名だけどがんばっている人を綺麗なデザインで表現したいと言うところは共通しているように思える部分がありました。

もう少し詳しくお話すると、偏愛というくらいのテーマへの拘りと、それをどのように他紙と違って見せるかというアプローチを持って、有料誌では真似できないところを目指した方が良いのでは。という意見が集まりました。(フリーペーパーが全部というわけではありません。あくまで当日の会場の中のフリぺの話です。)

そう言われれば、確かにzineやリトルプレスはテーマも紙質も大きさも何もかもが千差万別ですし、テーマへの拘りも並大抵ではないものが多い気がします。今回のイベントのテーマでもありますが、学生の中で環を広げるだけじゃなくて、もっと社会人や、会社、団体と関わる事で学生らしさのようなものを魅せていくというアプローチも大事なのかもしれません。

とはいえ、こうして何かを作るというのは素敵な事だと思いますし、今後も更に素敵なフリーペーパーや紙媒体を作って頂きたいと思います。

Meets Regional誌、蔵さま、IN/SECTS誌、松村さま
UNTITLE 村山さま、芸術BAKA 中岩さま、Lily 、針崎さま。
そして、スタンダードブックストアの中川社長、専務を始め、平井さま、スタッフのみなさま。
そしてそして、お越し下さったみなさま、本当に有難うございました。
某誌の編集の方も仰っていましたが、雑誌好きの人の集まりって本当にいいですね。

またこういう機会を設けたいと思いますので、その時はまた、紙モノを抱えて集まりましょう。
叱咤激励などのご感想も大募集中ですのでよければコメント欄にお気軽にお書き下さいませ。

zine・リトルプレス専門店 Books DANTALION
http://www.books-dantalion.com/