こんにちは。
Books DANTALIONの堺です。

3月4日より4月5日まで沖縄のカフェ、カフェユニゾンさんで行われていた、
zine&リトルプレスフェアが終了しました。お越しいただいたみなさま、また作者の方々、本当にありがとうございました。

関西もそうですが沖縄ではまだまだzineやリトルプレスは珍しい様子で今回、たくさんの沖縄の方や旅行者の方に手に取って頂けたようで本当に嬉しいです。

今回は残念ながら会期中に行けなかったので詳しい様子がわかりませんが今回、DANTALION以外のzineも何点かお取り扱いさせて頂けるようでまた近々HPにアップしていきたいと思います。

さて、この一カ月ですが以前にも何度か紹介したDANTALION作成のzineをご紹介したいと思います。

記事で言うとこちらです。
http://d.hatena.ne.jp/dantalion0914/20100129/1264736273

現在、A SEED NIGHTという関西を中心としたフリーライブを根付かせようとするインディーズライブイベントがシリーズで毎月5、6回行われているのですがそのライブの様子をカメラで収めてライブのアフターレポートのようなzineを作っています。

A SEED NIGHT 
http://aseednight.blogspot.com/

以前にも書きましたが、イベントの告知はフライヤーを使ってするのに、そのアフターレポートを誰もしないことにずっと疑問を持っていました。

新たに作成したzineは以下の3点。
うち一冊に至っては前日行われたイベントをzineにして翌日に販売するというスピードで作成しました。

今は全部で5冊作りました。

10ページしかありませんがオールカラーです。制作はキンコーズでつくりました。

フェデックス キンコーズ
http://www.kinkos.co.jp/


表紙は光沢があって厚い紙で作りその他は普通のコピー用紙です。これだと大体8冊目までは291円、それ以降は260円くらいでできます。これを400円から500円くらいで売ると差額が最大200円くらいでできますし、パソコンはデジカメからの出力以外一切使っていません。10冊も売れれば1500円くらいから2000円のもうけが出ます。その上、ファンも付けばリピーター獲得にもつながります。

実はずっと考えているのですがインディーズアーティスト(だけではなく普通の職業でもそうですが)収入になかなか苦労しています。もちろんチケットだけでは利益にならないのでマーチャンダイジング、つまりCDやグッズなどの販売で活動費を稼いでいるのですが、なかなか生活の足しにできるものではありません。
もちろん、zineだって大きく儲けられるわけではありませんが一つの手段として広がればいいなと思っています。


そして……。様々なライブハウスやクラブでイベントレポート、これをDANTALIONでは【BACKS バックス】と名づけました。
back to basic、back to back、back to memory……。
そしてその活動がアーティストに帰るようにという意味を持たせました。

もちろん、演奏家だけではなく、ペインターやイラストレーター、デザイナー、オーガナイザー、ライブハウスのオーナー……。
そういう人たちに帰って欲しいし、ライブハウス、クラブハウス離れした人にも帰ってきてほしい。

また、お客さんをメインにとって編集するのが【バックス】のスタイルなのですが、例えばこの女の子可愛いから紹介してくれ!とかそういう風に使われても面白いなと思います。

今は例えばクラブなんかだと、DJやオーガナイザー、VJやダンサーで人を呼んでいますが、そこに【バックス】を作る人たちの名前でも呼べるような価値のあるものになって欲しいし、デザイナーたちの新しい作品発表の場にもなって欲しいと願っています。

もちろん、この先どうなるかわかりませんが願うことは一つ、インディーズのアーティストが普通に老後になっても生活を送れるようなシステムの構築と街づくりです。

少し話が大きくなりましたが理想を目指して一つ一つ活動を続けていきたいと思います。もう少しすればBACKSの販売もDANTALIONでしていきたいと思います。